2024/08/17 18:23

こんにちは、TOMOです。


今日は、宝石のお話です。

タイトル通り、世の中には職人泣かせな石ってものがございまして、

具体的には、加工しにくい、硬度が低い石のことです。


硬度って、調べて頂くと分かりるのですが、

最も硬度が高いのは、ダイアモンドが持つ「10」です。

(正式には「モース硬度」って言います。モースさんが見つけたモース硬度)



そこから準に脆くなっていくのですが、

硬度「6」辺りを切ると、

かなりジュエリーに加工しにくくなってくるのです。





もちろん、ダイアモンドも劈開性という一定方向に割れやすい特徴がありますので、

一概には言えませんが、

傷がつきにくい種類の石ですので、

指輪、ネックレス等に加工されています。



さて、この硬度が低いとどうなるか…?

爪止めと言われるプラチナとか、18金で石を枠に収めた際に、

割れたり、傷がつきやすくなるので、

職人さんにとっては、難易度が上がるのです。


なので、加工を受けてもらいにくくなります。


あとは、修理が難しいという面もあります。




ジュエリーって、爪止めが緩んできたりすると、

留め直してもらうことも可能です。


また、別のデザインに加工し直したりするすることも

多々あります。



そんな時に、枠から外せない!!可能性があるのが、

硬度が低い石なのです。




なので、石を枠にはめたら、

もう変更がきかないパターンですね。



というのも踏まえて、硬度の低い石とのお付き合いって必要になります。




特に、指輪は、様々な場所にぶつけることが多いので、

硬度が低い石を指輪にするのは、

正直、お勧めしません…







昔は…硬度が高い石が多く産出され、加工されていましたが、

最近は、技術の進歩もありまして、

硬度が低い宝石も増えてきました。


言い換えると、硬度が低い石も研磨できるようになってきたというのはあります。


特に、その代表格が、パラサイトペリドットです。

隕石から石が取り出せる時代になるなんて!?とは、本当に感じます。




大気圏を抜ける時点で、かなりの熱と圧力がかかっているので、

石的には脆くなります。

そんな石を、母岩からほじくり出して、

研磨して、光を通すようにする技術ってのは、

やっぱり昔は無かったのです。



店主も一粒持っていますが、

宇宙のカルマを抱えない軽さってのは、

やっぱり嘘のようにエネルギーが軽いのです。


(地球にいるには、ある程度の重力が必要なので、それだけではむりなんですがね。。。)








つまりは、今、必要とされている石って、

硬度が低い石が多いのです。




心に効く石が、専らそうだよなーと店主的には感じます。




その代表格が、「インカローズ」

これは、硬度5くらいです。



反対に、仕事運爆上げのタンザナイトは、硬度7くらいありますので、

指輪でもペンダントでも大丈夫です。





店主の元にやってくる石も、やっぱり硬度が低いモノが多く、

飽きの来ないデザインでオーダーすることが多いです。



が、、、




アウイナイトさんだけは、凄く慎重になっております…



アウイナイトさんは、硬度5.5~6と言われているのですが、

ラピスラズリさんの親戚なのです。

(アフガニスタンでよく採取される石です)





ラピスラズリさんをご存じの方も多いと思いますが、

あの石は…金とか青い部分とかの集合体なのですよね。



つまり、様々な要素の石の成分が、ぎゅっと集まっただけの石なので、

バラバラに散開する可能性が高い石でもあるのです。

だからこそ、金とか青とかが混じり、

何とも言えない美しい石でもあります。



そんなラピスラズリさんの親戚なモノで、

アウイナイトも、同じつくりになっています。




なので、取り扱いは、非常に、非常に注意が必要なのです。



けど、アウイナイトは、ラピスラズリのような大きな結晶を作りませんので、

たとえ0.1キャラットでも、

エネルギーが強い子は、

爆発的なエネルギーを有します。


(基本、0.1キャラッとが普通の大きさです。)





なので、小さくていいのです。



特に、ドイツで採掘されるアウイナイトは、

煌めきのブルーであり、

パライバトルマリン、サファイアにも引けをとらない

光量が石の中で爆発するような青ですので、

本当に素晴らしいと思います。





けど、硬度が低いので、職人泣かせな石なのです。





職人泣かせではあるモノの、

技術が進歩した結果でもありますので、

やはり必要な石というのは、

必要な時に手元にやってくるのだと思います。





あとは、お手入れも必要です。

邪気で石が弱ってしまうと、

割れやすくなります。



なので、大枚をはたいてゲットした大切な石を

みすみす自分自身の邪気で台無しにするのは、

石にも申し訳なさすぎますので、

硬度が低い石を必要としている方は、

お手入れも十分にご注意ください。




必要な方に届きますように

TOMO




a day

素敵な日々を